10年目となるF1中国GP(4月14日決勝)を前に、マクラーレンのチーム代表マーティン・ウィットマーシュが、中国市場に期待通りのいい影響が出ていないことを認めた。
「中国については懸念している」とウィットマーシュは『AP通信』に明かした。
「潜在的な可能性は非常に大きい。大変重要だし、ここで成功を収めなければならない」
人口の上でも経済的にも最も重要な市場でありながら、中国での宣伝活動がF1全体として十分でないとウィットマーシュは見ている。
「もう少ししっかり取り組む必要がある」とウィットマーシュは語り次のように締めくくった。「スポーツとして少し傲慢なんだ。“私たちが”フォーミュラワンだ。来てやったから、みんな見にきたいだろう、とね」
「だが、中国はわれわれを必要としていない」
中国人ドライバーが現れれば変わるかもしれない。ケーターハムは、上海出身のマ・チンホワをリザーブドライバーに採用し、12日(金)のフリー走行1回目を任せる。
「もう少しこのスポーツを理解してもらう時間が必要なだけだと思う」とマは話している。
「今でも、F1はスポーツの人気でトップ5に入っている。かなり人気があるし、人気はどんどん上がっているよ」