マクラーレンはルイス・ハミルトン(メルセデスAMG)の後任に資金力でシートを獲得するペイドライバーを採用した。こうチームを非難したのは、かつてマクラーレンに所属し4勝をあげた元F1ドライバーのジョン・ワトソンだ。
今年からマクラーレンのドライバーを務めるセルジオ・ペレスとメキシコの大手通信社テルメックスを所有するカルロス・スリムとの密接な関係にマクラーレンは目がくらんだのだと主張するワトソンは、英紙『Guardian(ガーディアン)』に対して次のように語った。
「彼らはいつも、最高の可能性を秘めた前途有望なドライバーを採用してきた。妥協などではない、ベストな人物をね」
「ほかにも選択肢はあったし、そのうちの一つは恐らく私の願いと同じものであったはずだ」
「しかし残念なことに彼らはペレスを選んだ。彼とカルロス・スリムの密接な関係性に、マクラーレンは価値を見いだしたんだろうね」
「マクラーレンは常に最高の才能を持つドライバーを選択してきた。しかし今回が違うことは疑いようもない」
ちなみにワトソンは、ハミルトンの後任としてはニコ・ヒュルケンベルグ(ザウバー)かキミ・ライコネン(ロータス)がベストな選択だったとしている。