シーズン開始直前ともいえるタイミングでマルシャのシートを獲得し、今週末のF1開幕戦オーストラリアGP(3月17日決勝)でF1ドライバーとしてデビューを果たすことになったジュール・ビアンキだが、現在レースに備えて減量に取り組んでいるようだ。
フェラーリの育成ドライバーであり、昨年はフォース・インディアのリザーブドライバーを務めていたビアンキ。シート獲得が有望だと思われていたフォース・インディアがエイドリアン・スーティルとの契約を発表したことで、ビアンキのシート獲得の夢は消えたと思われていた。
ところが、マルシャと契約を済ませていたブラジル人ドライバーのルイス・ラジアが期限内にスポンサー資金の持ち込みを実現できなかったために、土壇場のところでビアンキのマルシャのシート獲得が実現したのだ。
『Speedweek(スピードウィーク)』は、そのビアンキが2キログラムの減量を行うために、トレーニングとダイエットプログラムを進めていると報じた。
ビアンキ自身も、減量はマルシャの2013年型車の「重量配分のため」だと認め、フランスのテレビ局の取材に対して次のように語っている。
「今は、昼食はサラダだけなんだ。これでやせられるはずさ。ずっと空腹感を抱えているけどね」