NEXT...F1開催スケジュール

ウェバーはナンバー2ではないとレッドブル

2013年03月12日(火)10:08 am

セバスチャン・ベッテル(レッドブル)はこれまで3年連続でF1チャンピオンに輝いているが、それでもレッドブルがベッテルをナンバー1ドライバーとして特別扱いすることはないようだ。

レッドブル・レーシングのオーナーであるディートリッヒ・マテシッツは、ベッテルのチームメートでベテランドライバーのマーク・ウェバーについて、2013年もベッテルと平等な扱いを受けることになると主張している。

マテシッツは、『Salzburger Nachrichten(ザルツブルガー・ナッハリヒテン)』紙のインタビューで次のように語った。

「ウェバーが強さを発揮したときは、ベッテルにとっても手ごわい相手だよ」

「ウェバーはベッテルに対して苦戦しているが、チームとしては彼に(ベッテルと)同じクルマと同じ待遇を保証するよ」

「われわれとしては、2人のナンバー1ドライバーを擁することができてうれしく思っている」

だが、ベッテルとレッドブルとの契約は2014年までの複数年契約であると考えられているものの、ウェバーは1年契約であり、後ろには姉妹チームであるトロ・ロッソに在籍する有望な若手ドライバーであるダニエル・リチャルドやジャン・エリック・ベルニュらがその後任の座を虎視眈々とねらっているという状況があるのも事実だ。

『RMC Sport(RMCスポーツ)』に、2014年にはレッドブルのドライバーに昇格するチャンスがあると思うか、と問われたベルニュは、「そんなことを言うのはまだ早過ぎるよ」と答え、次のように続けた。

「誰もウェバーが2014年には引退するだろうなんて言っていないしね。多分、ウェバーは何レースか優勝もするだろうし、F1チャンピオンになる可能性だってあるかもしれない。現時点では、2014年に関しては“もしも”という単語が多すぎるよ」

一方、マテシッツは、冬の間にメルセデスAMGが改善してきたことを認めるとともに、2013年のタイトル争いに向けてのダークホースとして、キミ・ライコネン(ロータス)の名前をあげている。

だが、マテシッツは、『Kleine Zeitung(クライネ・ツァイトゥング)』紙に対し、「われわれ(レッドブル)が今年もトップ2、もしくはトップ3のチームのひとつであることは間違いない」とも語っている。

前後の記事
最新ニュースをもっと見る  >
TopNewsの最新ニュースが読めるよ!
facebookフォロー Twitterフォロー RSSでチェック