ロータスは、タイトルスポンサーがつかないまま2013年F1シーズンを迎えることになりそうだ。
昨年、ロータスはアメリカの技術産業大手であるハネウェル社とのあいだで年間3000万ドル(約27億7,000万円)にも及ぶスポンサー契約の締結まであとわずかのところまで行っていたことが明らかとなっていたものの、今年1月には、スイスの『Speedweek(スピードウィーク)』がその契約は「遠のいた」と報じていた。
そして今週、ロータスのオーナー企業ジェニイ・キャピタルの代表者であるジェラルド・ロペスが、『Reuters(ロイター通信)』に次のように語っている。
「われわれは話し合いの機会を持ってきたし、そのうちいくつかはかなり進んでいた」
「正しい形での契約を有することが重要だ。そして適正な契約は、かなり財政的なものを含むものとなる」
「多分、漏れ伝えられていたような契約を結ぶことも可能だっただろう。だが、われわれとしては、自分たちにとって正しいと思われる契約を結ぶほうが好ましいと考えている」
「多分、シーズン中に何らかの契約を締結することになるだろう」と締めくくったロペスだが、ハネウェル社について言及することはなかった。
だが、ロータスの2013年型車のカラーリングは、ハネウェル社との契約を想定してデザインされたと考えられている。
現時点では、もっとも目立つエンジンカバー最上部の赤い色が施された部分には、それぞれキミ・ライコネンとロメ・グロジャンのクルマであるということを表すために「Kimi」、そして「Romain」という文字装飾が施されている。
ロータスは、トップチームにおいては唯一タイトルスポンサーを持たないチームということになる。