2013年F1シーズン開幕前のテスト日程がようやく明らかになったばかりだが、ザウバーはすでに2013年型のクルマをテストする準備を整えている。
ザウバーのC23の「シャシーと安全構造」はFIA(国際自動車連盟)のクラッシュテストに「合格した」とザウバーが正式に発表した。
C32は「承認手続きも完了し、冬季テストの準備は整った」とザウバーは発表しており、2月初旬にスペインのヘレス・サーキットで始まる開幕前冬季テストに向けた準備がすでに終わっていることを明かしたのだ。
ドイツ語の『Speed Week(スピード・ウィーク)』はほかのチームもヘレスでの4日間のテストが始まるまでには準備が整うとしており、レッドブルチーム代表のクリスチャン・ホーナーが「時間がかなり限られており、開発が遅れている」と語っていたレッドブルもテスト開始には間に合うだろうと報じている。
2012年シーズン最終戦までドライバーチャンピオン争いが続いたため、レッドブルは2013年型車の開発に集中することができなかった。しかし、ホーナーは「エイドリアン・ニューイを知っているだろう?」と、空力の魔術師と呼ばれるチームのマシンデザイナーへの信頼をのぞかせた。
その一方で『Speed Week(スピード・ウィーク)』は、懸念が残るのはケーターハムとウィリアムズだと伝えている。ケーターハムとウィリアムズは2月初旬のヘレステストの場で新車発表を行う予定だが、実車初走行はその2週間後のバルセロナテストを予定している。