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F1第20戦ブラジルGPフリー走行3回目、詳細レポート

2012年11月24日(土)23:34 pm

2012年F1第20戦ブラジルGPが11月24日(土)、インテルラゴス・サーキット(1周/4.309km)で2日目を迎え、現地時間11時(日本時間22時)から60分間にわたって行われたフリー走行3回目で、ジェンソン・バトン(マクラーレン)が1分13秒188をたたきだし、トップになった。

セッション開始時の天候は曇り。気温28℃。路面温度は37℃。サーキット上空は重い雲がたれこめているが、これを吹き飛ばすかのように観客席からは熱気が伝わってくる。タイヤのコンパウンドはドライがハード(プライム)とミディアム(オプション)の2種類。加えてウエット時に備えて浅溝のインターミディエイト、深溝のウエットが用意されている。

日本時間24日(土)午後10時にセッションがスタート。いつものように各車ともハードタイヤで短いインストレーションラップを行ってマシンの動作をチェック、いったんピットに引っ込む。

その中、ニコ・ロズベルグとミハエル・シューマッハのメルセデスAMG勢、小林可夢偉(ザウバー)は精力的に連続走行を行い、シューマッハが1分15秒034、可夢偉1分15秒158、ロズベルグ1分15秒308を計測している。

開始13分、ロズベルグが1分14秒955でベスト。開始14分、キミ・ライコネン(ロータス)が第1セクターを走行中、マシンから大きな煙を上げてスローダウン。ライコネンはピットに向かって無線で「エンジンがダメになった」とひとこと。昨日からトラブル続きだ。

開始16分、バトンが1分14秒419、1分13秒917、1分13秒858と順調にタイムを上げている。僚友ルイス・ハミルトンも1分14秒552から1分14秒184、1分13秒960へと短縮、マクラーレンが1-2を形成した。

開始25分でトップ2はマクラーレン勢、続く3番手にセバスチャン・ベッテル(レッドブル)、4番手パストール・マルドナード(ウィリアムズ)、5番手ロメ・グロジャン(ロータス)、6番手ニコ・ヒュルケンベルグ(フォース・インディア)、7番手マーク・ウェバー(レッドブル)、8番手ポール・ディ・レスタ (フォース・インディア)、9番手ロズベルグ。ここまでが1分14秒台。10番手にブルーノ・セナ(ウィリアムズ)。ザウバーは12番手セルジオ・ペレス、13番手可夢偉。タイヤはいずれもハードを装着している。

開始26分、ベッテルが1分13秒924で2番手にアップした。ここまで2周走っただけでピットにとどまっていたフェラーリ。開始29分にフェリペ・マッサ(フェラーリ)1分14秒769、フェルナンド・アロンソ(フェラーリ)は1分14秒863を出し、相次いでトップ10に飛び込む。

次の周、マッサが1分14秒401で6番手に進出。さらに次の周はアロンソが1分14秒416で7番手。その翌周、両車は意図的に接近走行。全車の背後を走って空気抵抗を減らすスリップストリームを使った後ろのマッサが1分14秒218で4番手へ。再び単独となった次の周、マッサは1分14秒005とさらにタイムを更新、ハードタイヤでは走りが良さそうだ。

セッション残り20分時点でトップ3に変化はない。このあたりでメルセデスAMGの2台がいち早くミディアムを装着、走行を再開する。

残り19分、最終コーナーでセナが大きくスピン。ちょうど現場にさしかかったシューマッハと危うく接触の場面。ギリギリ避けたシューマッハは、それでも1分14秒403で8番手。もう一方のロズベルグは1分14秒126で5番手だ。

残り14分、ほぼ全車がピットに入って最後の調整。ここで予選と決勝で使うパーツを決めなければならない。このあとタイヤをミディアムに履き替え、残り時間を予選シミュレーションにあてる。

残り9分、ミディアムを履いた各車が走行開始。残り7分でレッドブルの2台がコース上へ。ここでヒュルケンベルグが1分13秒623のトップタイムを出すと、後ろのディ・レスタが1分13秒617でこれを上回る。さらに後ろのバトンが1分13秒192で首位奪還。グロジャン1分13秒420で2番手。ウェバーがこれを上回る1分13秒385でグロジャンを3番手に押しやる。

残り1分、バトンが1分13秒188でトップタイムを更新。チェッカーが提示されるタイミングでベッテルが最後のアタック、1分13秒245で2番手。ハミルトン1分13秒389で4番手。

順位はバトンがトップ。2番手ベッテル、3番手ウェバー、4番手ハミルトン、5番手グロジャン、6番手ディ・レスタ、7番手ヒュルケンベルグ、8番手アロンソ、9番手マルドナード、10番手にマッサ、11番手セナ。ここまでが1分13秒台。フォース・インディアがミディアムで好調。逆にフェラーリはセッション後半でパッとしなかった。

ザウバー勢はペレス1分14秒190で13番手、可夢偉は1,000分の2秒差、1分14秒192で14番手となった。

2012年F1最終戦ブラジルGP予選は、このあと日本時間11月25日(日)午前1時から行われる。

【結果】F1第20戦ブラジルGPフリー走行3回目、各ドライバーのタイム、タイム差など
F1第20戦ブラジルGPフリー走行3回目の結果

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