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F1第19戦アメリカGPフリー走行3回目、詳細レポート

2012年11月18日(日)1:35 am

2012年F1第19戦アメリカGPが11月17日(土)、サーキット・オブ・ジ・アメリカズ(1周/5.516km)で2日目を迎え、現地時間9時(日本時間24時)から60分間にわたって行われたフリー走行3回目で、セバスチャン・ベッテル(レッドブル)がトップになった。

【写真ギャラリー】F1アメリカGP 可夢偉とペレスがサイン会に登場

セッション開始時の天候は晴れ。気温13℃。路面温度は16℃。セッション開始早々に小林可夢偉(ザウバー)、セルジオ・ペレス(ザウバー)の2台が真っ先にシステム確認のインストレーションラップに出てゆく。金曜日のフリー走行ではタイヤに熱をいれるのにかなり苦労したいたこともあり、予選に向けてどれだけ効率的にタイヤを扱えるようにするかが、ザウバーだけでなくすべてのチームに共通した課題となりそうだ。

セッション開始約10分が経過しようとするあたりで、ペレスとシャルル・ピック(マルシャ)が第7コーナーで接触。ピックが後方をよく確認していなかったのか、タイムアタックを行っていたペレスに対してほとんどスペースを残さずにコーナーを曲がろうとしたところにペレスが突っ込む形となった。両者ともにあまり大きなダメージはなさそうだが、もちろんピットに戻ってチェックを行うことに。

開始約20分を経過した時点で、ほぼ全車が最初のタイム計測を終えているが、レッドブル勢とフェラーリ勢はまだタイムを出していない。この段階では、ニコ・ロズベルグ(メルセデスAMG)がトップ、2番手に可夢偉、3番手にペレスがつけている。

開始30分の時点で、トップはジェンソン・バトン(マクラーレン)。2番手にロズベルグ、3番手にはパストール・マルドナード(ウィリアムズ)といった顔ぶれが並んでいる。レッドブル勢もタイムを刻みはじめ、このあたりから上位勢の順位もどんどん入れ替わっていきそうだ。この時点でのバトンのタイムは1分37秒538。すでに金曜日のフリー走行2回目にセバスチャン・ベッテル(レッドブル)が記録した最速タイムをコンマ2秒近く塗り替えている。

開始35分、ジャン・エリック・ベルニュ(トロ・ロッソ)がコース脇にクルマを止めてしまう。どうやら走行中に右フロントのサスペンションが破損してしまったようだ。

開始40分を過ぎようとする時点で、トップには1分37秒492をマークしたルイス・ハミルトン(マクラーレン)、2番手にバトン、3番手にベッテル、4番手にマーク・ウェバー(レッドブル)と、マクラーレン勢とレッドブル勢が上位を占める形となっている。この段階ではフェルナンド・アロンソ(フェラーリ)はまだ19番手にとどまっている。ベルニュのクルマを撤去するまで、その区間で黄旗が振られているため、ほとんどのチームがピットに戻り、黄旗が解除されるのを待っている状態だ。

セッションも残り10分となったあたりから、各チームともソフト側のミディアムタイヤを装着して、予選を想定した走行に臨んでゆく。限られた時間の中でタイムを刻むことが求められる予選では、いかに早くタイヤに熱を入れるかが重要になる。だがほぼ全車がコース上にひしめきあう中、なかなか思うように自分の走りを行うことが難しい状況のようだ。

残り5分を切る時点でタイム争いがし烈になってきた。まずはフェリペ・マッサ(フェラーリ)が37秒969で3番手に顔を出してきた。その後ベッテルが1分36秒490というタイムを刻み、トップに躍り出る。

セッションの残り時間がなくなり、各車が最後のタイムアタックに入ると、次々に上位勢の順位が入れ替わってゆくものの、誰もこのベッテルのタイムには手が届かず、結局フリー走行3回目もベッテルがトップタイムという形で終了することになった。ベッテルに続く2番手には1分36秒748のハミルトン、3番手にはマルドナードが切り込んできた。4番手には最後にタイムをまとめてきたアロンソ、5番手にはロズベルグというトップ5の顔ぶれとなった。

小林可夢偉(ザウバー)は1分37秒953で14番手、チームメートのセルジオ・ペレスは1分37秒415で8番手だった。

予選は、このあと日本時間で18日(日)午前3時から開催される。

【結果】F1第19戦アメリカGPフリー走行3回目、各ドライバーのタイム、タイム差など
F1第19戦アメリカGPフリー走行3回目の結果

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