有料テレビ配信会社の『Sky(スカイ)』が、F1のテレビ中継に関する権利を所有するかもしれない、と『Times(タイムズ)』が伝えた。
イギリス国内でF1を放送している『Sky Sports(スカイ・スポーツ)』のマネジングディレクターであるバーニー・フランシスが今週末にF1アメリカGP(現地時間18日決勝)が開かれるオースティンを訪問することと、ケビン・イーソン記者が報じている。
記事には「フランシス氏はF1に3Dを持ち込みたがっていて、バーニー・エクレストン(F1最高権威)に話をしたいようだ」とある。
また、『Sky(スカイ)』は「エクレストンのテレビ関連会社からF1に関するすべての権利を譲り受けたい」という希望を抱いている、ともイーソン記者はつづった。
このうわさについてフランシスは、「その案に乗って実行するのかって? 『Sky(スカイ)』はあらゆるスポーツを網羅したい」と話し、こう続けている。
「(『Sky(スカイ)』の権利保有は)仮定に基づいた話だし、なによりFOM(フォーミュラ・ワン・マネジメント/F1の運営会社)が自分からそれを手放さなければならない」
F1の3D放送への期待を考慮すれば、エクレストンは『Sky(スカイ)』の案に乗ってくれるかもしれない。それというのも、エクレストンの会社には3D放送に対応する設備がないからだ。
フランシスは「もちろん、やってみたいと思っている。3DはF1に大きな驚きを与えるだろう。シーズン終了時にFOMと話し合うときは、この件も議題にのせるよ」と話している。