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ロータス優勝でスポンサー交渉に弾み

2012年11月08日(木)2:57 am

2012年F1第18戦アブダビGPで優勝したキミ・ライコネン(ロータス)。ドライバーもチームも勝利の味がよみがえってホッと一息だが、さらに余録があった。

ライコネンの母国フィンランドの『Turun Sanomat(トゥルン・サノマット)』紙によると、チーム代表のエリック・ブーリエにとってF1レース優勝は初めての経験で、チーム表彰の手順をまったく把握していなかったという。

「表彰式の決まりで戸惑ってしまってね。でも幸いフェルナンド・アロンソ(フェラーリ)が、ああしろこうしろとアドバイスをくれたんだ。助かったよ」とブーリエは笑った。

折しもチームを所有する投資会社ジェニイはいくつかのスポンサー候補と交渉中と言われ、ライコネン優勝は渡りに船だったと、ブーリエは『Reuters(ロイター通信)』に次のように語っている。

「これでわれわれが勝利に向けて真剣に取り組み、しっかり成績を残すチームだと分かってくれただろう。おかげで、セールストークが形だけのものではなくなるよ」

表彰台でブーリエを手助けすることはできなかったライコネンも、この一勝がチームの安定と成功に寄与すればと願っている。

「このところ厳しいレースが続いていたからね。一年間、チームは懸命に戦ってきたにも関わらず、思わしくない戦況に全体像を少し見失っていたんだ」

「チームを運営する者、所有する者、誰にとっても優勝が心の支えと希望につながればいいね。さらには、事態が好転して今年より良くなってほしい」

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