F1にタイヤを供給するピレリタイヤのモータースポーツ責任者ポール・ヘンベリーは、近い将来F1でほかのタイヤメーカーと競争することはないと見ている。
第17戦インドGPでうわさになっていたのは、2013年以降もピレリがF1に残る方向でF1最高責任者バーニー・エクレストンに対してヘンベリーが話し合いを始めたという話だった。
ドイツの『spox.com』は、単独のメーカーがタイヤを供給する時代が終わりになることはないだろうというヘンベリーの考えを伝えている。
「タイヤ戦争」は面白いだろうと想像することがあるかと聞かれると、ヘンベリーはこうこたえた。「当然だ」
「個人的な見解としては、われわれは常に競争することを楽しみにしてきた。いつだってライバルを倒すほうが楽しいものだ」とヘンベリーは語っている。
「そうは言っても、経済的な状況も考慮する必要がある。F1チームは新たなタイヤ戦争に興味はない」
「タイヤメーカーについてもそうだが、成功におけるチームの貢献度を測ることも非常に難しい」
「(タイヤについて)自由に競争する時代に戻るには、相当説得力のある理由が必要になるだろう」とヘンベリーは述べている。