マクラーレンが、新しいエンジンパートナーを探しており、ホンダとの提携を希望していると報じられた。
マクラーレンは、1995年からメルセデスをパートナーにして同社よりエンジンの供給を受けていた。しかしメルセデスは2010年からチームを保有してのF1参戦を開始している。そのため、メルセデスとマクラーレンは、これまでのような密接な関係を終了させることになっており、その後はエンジン供給を受けるとしても、フォース・インディアのように単なるエンジン供給先の1つという扱いになる。
また、『The Sun(サン)』は現在の関係が終了後もマクラーレンがメルセデスエンジンを使用する場合、マクラーレンは800万ポンド(約10億円)をメルセデスへ支払う必要があると伝えた。『The Sun(サン)』によると、これを避けるためにマクラーレンはホンダとの提携を希望しているようだ。
『The Sun(サン)』は、「マクラーレンに、メルセデスの単なる供給先になるつもりはない」と語る関係者のコメントも掲載している。
先日には、本田技研工業株式会社の取締役専務執行役員であり、技術開発部門である本田技術研究所の代表取締役社長執行役員も務める山本芳春氏が、『autocar.co.uk』へ次のように語ってF1復帰の可能性がゼロではないと話していた。
「個人的に、私はレースが大好きですが、F1に参戦すると多くものがかかわってきます。非常に大がかりな取り組みが必要な、レースの最高峰なんです」
「あのレースを見ながら、いつか私たちも再び参加したいと思っているのは事実です」
ホンダは1988年から1992年にかけてマクラーレンへエンジンを供給し、圧倒的な強さを見せていた。