マクラーレンは今週末のシンガポールGP(9月23日決勝)を、信頼性の問題を抱えることなく乗り切れると自信を見せている。
前戦イタリアGPでルイス・ハミルトン(マクラーレン)が勝利を収めた一方で、チームメートのジェンソン・バトンは燃料システムの問題でリタイアを喫していた。その問題が発生しなかったら、バトンはハミルトンに続いて2位を獲得し、マクラーレンのワン・ツーフィニッシュとなっていた可能性が高かった。
2009年にF1王者となったバトンだが、イタリアGPを痛恨のリタイア、ノーポイントで終えたことによって、今シーズンのタイトル獲得は極めて難しい状況になった。そんな中、マクラーレンはトラブルの原因がはっきりしないままイタリアから引き挙げていた。
「これまでに発生したことがない問題だったし、解明するのが容易ではなかった」と、マクラーレンのテクニカルディレクターのパディ・ロウは19日(水)に開催された定例のボーダフォンの電子会議で述べた。
そして「幸いなことに、われわれはその原因を解明することができた。あれは燃料ポンプの問題だった。残りのレースに向けて完全に克服した」と、再発防止に自信を見せていた。