ルイス・ハミルトン(マクラーレン)の将来をめぐっては、マクラーレンが報酬の減額を提示したのに対して、メルセデスAMGはわずかに増額した金額を示しているという報道もある。
また金額以外に注目すべき点として、ハミルトンとそのマネジメントを務めるサイモン・フラーの19エンターテインメント社に対して、ハミルトンの広告出演権を自由に行使することを認める姿勢をメルセデスAMGがはっきり打ち出していることが挙げられる。
しかし、19エンターテインメントに近いある情報筋は、メルセデスAMGへ移籍するようハミルトンにプレッシャーをかけている事実はないと話した。『Telegraph(テレグラフ)』が伝えている。
「19(エンターテインメント)が、ルイスのキャリアにとって損になるような決断をルイスに迫るようなことは絶対にあり得ない」
「彼(フラー)は、ルイスがコース上で可能な限りの成功を収めることを願っている。ルイスにコース外で可能な限りの成功を収めてもらうためにね。だが、そのための時間はたっぷりある」
「これはルイスの決断であり、ルイスだけのものだ。100%そうだ」とその情報筋は語っている。
『Guardian(ガーディアン)』は、ハミルトンが今週中にも決断を下す可能性があると伝えているが、一方『The Times(タイムズ)』のケビン・イーソンは、現在のこう着状態がシンガポールGP(23日決勝)開催中も続く可能性があると述べている。
先週末インドでスポンサーイベントに出席したハミルトンは、こうした騒ぎから距離を置こうとしているようだ。
「いろいろな憶測があるし、いろいろな作り話がある」とハミルトンは話し、報道されていることのほとんどは「ばかばかしい」と切り捨てた。