トロ・ロッソが、テクニカルディレクターの地位にあったジョルジオ・アスカネリがチームから離脱したことを正式に発表した。
かつてマクラーレン時代にアイルトン・セナの担当エンジニアを務めたことでも知られるベテランエンジニアのアスカネリ。今シーズンの第9戦イギリスGP(7月8日決勝)を最後にサーキットへその姿を見せなくなっていた。これについてトロ・ロッソは、アスカネリは「休暇中」であるとしていた。
アスカネリの後任としては、今シーズン開幕前に突然ザウバーを離脱したテクニカルディレクターのジェームス・キーになるとみられていた。キーはザウバー離脱後、他チームへ移籍する場合、守秘義務等の関係で一定期間F1の現場から離れる「ガーデニング休暇」の状態にあった。
そして、ついにトロ・ロッソは5日(水)、アスカネリがチームを離脱したことを正式に発表。その声明の中でチーム代表のフランツ・トストは次のように語っている。
「これまでの彼(アスカネリ)の貢献に感謝するとともに、今後の活躍を祈りたいと思う」
トロ・ロッソはキーが加入したことも発表している。