フェラーリのフェリペ・マッサが、今の調子で続けていければフェラーリを去る「理由はない」と主張した。
先週フェラーリは、2013年シーズンにフェルナンド・アロンソのチームメートとなるドライバーについて「急いで」決める必要はないと考えていることを強調している。
フェラーリの公式サイトで辛辣な物言いをすることでおなじみの匿名コラムニスト「跳ね馬のささやき」が、マッサの後任候補について憶測を流す「うわさ屋」を批判して次のように書いている。
「今は、代わりに走る可能性や将来性のあるドライバーのリストが花盛りだ。AからZまでそろっている。フェラーリにとってはいつものことだが」
「実のところ一文字、Zだけはまだ候補がいないようだ。おそらくはゾロだろう…覆面をしていないね」とコラムはユーモアを交えて綴られている。
マッサの願いは、それが自分であることだ。「このペースで走ることができて、クルマを改善していければ、残留できない理由はないと思う」というマッサのコメントを、ブラジルの『Agencia Estado(アジェンシア・エスタード)』通信社が伝えている。
前戦のイギリスGPで、マッサは今季最高の走りを見せた。予選で5位、決勝ではあとひとつで表彰台に手が届く4位フィニッシュだった。
「この方向性で進んでいく必要がある」とマッサは語っている。「ずっと走りやすく感じられるようになった。自分の好みのドライビングができている」
「今後、まだまだ良くできると思う。毎戦、進歩し続けていく必要がある。そして、自分の選手権を違うものにできるように、今からシーズン最後まで努力していかなきゃいけない」とマッサは自分の課題を語っている。