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マーク・ウェバー「フェラーリとも交渉をした」

2012年07月10日(火)23:31 pm

レッドブルとの間で2013年まで契約を延長したマーク・ウェバーがインタビューに答えた。

Q:レッドブル・レーシングと2013年の契約にサインをするという決断は簡単なものでしたか?

ウェバー:最終的には、そうだね。ここ何ヶ月かはいろいろ面白かったけれど、総合的にみて、レッドブル・レーシングで続けたいという望みがとても強かったんだ。僕は今年のシーズンに集中しているし、それがとても重要なことだ。付け加えることとしては、レッドブル・レーシングには素晴らしい人たちがいて、彼らと仕事をするのが本当に大好きということだね。そのことがいい仕事をする上ですごく大きな影響力を与えてくれるし、それが(契約更新の)決定をする上での後押しになった。

Q:スタッフについて語ってくれましたが、チームやレッドブル(チームオーナーのレッドブル社)に対して好ましく思っていることは何ですか?

ウェバー:そう、僕たちは一緒にとても多くのことをやり遂げてきた。レッドブルが今日のようなチームを持っていなかったころから一緒にやってきている。チームは勝ち始めるようになってから本当に変わったよ。すべてのことに完ぺきなまでにプロとしての姿勢を持つことと、リラックスしていて親しみやすい姿勢をうまく合わせもつことができるようになったし、今でも当然そのままだよ。いろんな意味で仲のいい大きなひとつの家族みたいだし、そこで大きく成長してきたんだ。僕たちはずっと一緒にやってて、僕は間違いなくここにうまく合っていると思っている。それがこのチームの好きなところだよ。

Q:どこかほかのチームへ移籍したいという誘惑にかられたことはありますか?

ウェバー:フェラーリとは交渉したよ。でも僕の決断は、レッドブルにとどまることだった。

Q:レッドブル・レーシングにとどまるメリットはなんですか?

ウェバー:僕は、このチーム全員の靴のサイズを知っていると言ってもいいよ! みんなの名前を知っているし、誰がどのように動くかも分かっている。すべての部署についても知っているよ。このことはドライバーにとって本当に重要なことなんだ。そこには、数えきれないほどの要素がある。

Q:チームやセバスチャン・ベッテルと共に仕事をするのはどうですか?

ウェバー:とてもいいよ。セブ(ベッテルの愛称)とはこれまで長い間とても緊密に仕事をしてきた。僕と彼がこれだけ長く一緒にやると想像できた人なんていなかったと思う。みんな驚いているんじゃないかな。F1では同じチームメートとそんなに長く一緒になることはそれほどないけど、僕たちは2人ともチームの主要な技術メンバーたちとともに懸命に働いて良いパートナーシップを築いてみせた。うまいやり方だったよ。ひとたびコースに出れば僕たちはとても競争力があるし、そこに疑う余地はないよ。特に2010年と今年はね。

ウェバー:去年は僕とセバスチャンの間で争うことはあまりなかった。でも、2009年、2010年、そして今年はいくつか素晴らしい戦いができている。それはチームにとっても楽しめたはずだよ。僕たちが2人ともトップに立つことは簡単なことじゃないし、ときどきはストレスがたまるものだということも理解はできる。僕たちはときどき自分のことしか考えないこともあるからね。でも最終的には自分たちにとってもチームにとっても、クルマを完走させ、最大限の結果を出すようにする必要があると分かっているんだ。

Q:シーズンの早い段階で契約問題を片づけられたことは今後に向けてプラスになりますか?

ウェバー:そうだね。それも、こういう話に終止符を打ちたかったもう1つの理由だ。これまでずっといろんなうわさや推論が聞こえていたからね。最終的に、僕はどうすべきかすべて分かったよ。僕の気持ちがクルマを運転すること、そして一緒に働いている連中に向けられているということをはっきりさせたくなったんだ。チームにとって、僕が100%彼らと一緒に働いているんだってことが分かるのは大切なことだし、それはもちろん僕にとっても同じだからね。

Q:2013年はあなたにとってF1最後の年になりそうですか?

ウェバー:これまでの4年間もずっと同じ質問をされてきたけど、僕の答えはいつも同じだよ。F1は結果がすべてのスポーツだから、将来は自分の手の内にある。サーキットで結果を出せるかどうか、それは僕にかかっているんだ。

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