レッドブルのセバスチャン・ベッテルが、バレンシア市街地コースで開催されるヨーロッパGP(6月24日決勝)に向けて意気込みを語った。
セバスチャン・ベッテル
「バレンシアは市街地コースだけど、平均時速が200キロ以上になる超高速の公道サーキット。追い抜きも可能だが、リスクを伴うことになる。というのも、互いに接近して走っている時に、マシンから排出される空気で乱気流が発生するんだけれど、バレンシアではサーキットを囲む壁が高いから、その乱気流の逃げ場が無くなってしまうんだ。そうなるとグリップを失って、最悪アクセルを一瞬緩めないといけなくなる。だから追い抜くのは思うほど簡単ではないんだ。バレンシアの特徴と言えば、スタートとフィニッシュ地点があるストレートだね。そんなに長くはないけれど、時速290キロのまま右コーナーへ突入していくよ」