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MotoGP第5戦予選、ケーシー・ストーナーが今季2度目のポール

2012年06月03日(日)9:15 am

2013年第5戦カタルーニャGPが、スペイン第二の都市バルセロナ郊外のカタルーニャサーキットで始まった。今シーズンは前戦まで不安定な天候や低い気温に悩まされることが多かったが、5戦目にしてようやく、明るい日射しと初夏らしい気温のコンディションとなった。土曜14時から1時間にわたって行われた予選では、C・ストーナー(レプソル・ホンダ)がポールポジションを獲得。予選終盤の残り時間9分段階で1分41秒295のタイムを記録。最後までこのタイムは更新されず、2012年シーズン二回目となるトップグリッドを確保した。

フロントロー2番グリッドはJ・ロレンソ(ヤマハ・ファクトリー)。こちらも予選終盤に自己ベストタイムを更新して1分41秒441を記録したものの、0.146秒差でストーナーにはわずかに及ばなかった。同じくヤマハ勢のC・クラッチロー(モンスター・ヤマハ TECH3)が3番グリッドを獲得。ロレンソとは0.107秒、ポールポジションのストーナーからでも0.253という僅差のタイムだった。CRT勢の最上位は、5列目13番グリッドのR・ド・プニエ(パワーエレクトロニクス・アスパル)。

今日の予選は快晴の空の下で行われ、路面温度は55℃に達した。午前のフリープラクティス3回目では、複数のチームがリア用の硬めと柔らかめ双方のコンパウンドを試して見極めを実施したが、午後の予選終盤ではほとんどの選手が柔らかめ選択肢のミディアムコンパウンドを装着してタイムアタックを行った。フロントに関しては、選手たちはブレーキングの安定性に優れる硬め選択肢のハードコンパウンドを装着。リアタイヤのエッジグリップとフロントの安定性という高度にバランスの取れた組み合わせで、最大限にタイヤパフォーマンスを引き出した。

明日の決勝レースは現地時刻午後14時(日本時間21時)にスタートし、全25周回で争われる。昨日のフリープラクティスから今日の予選までは好天に恵まれたが、明日の決勝時刻は雨も予測されているだけに、天候の行方がレースを大きく左右することも考えられそうだ。

青木信治-株式会社ブリヂストン モータースポーツタイヤ開発マネジャー
「昨日同様に、今日も終日ドライコンディションで、路面・気温とも高い温度の一日になりました。各チームにとっては、様々なタイヤの組み合わせを試し、昨日来のデータをさらに積み上げて行く一日になったと思います。上位タイムを記録した選手たちのペースは非常に高く、今日のポールタイムは昨年よりも1秒以上も速いものでした。また、上位6選手のタイムは0.4秒以内という僅差だったことを見ても、明日のレースもは緊迫した内容になることが予想されます」

午前のフリープラクティスでは、いくつかのチームはリア用に柔らかめコンパウンドでロングランを実施し、パフォーマンスを確認していました。明日のレースは雨も予測されているようですが、ドライならこちらの選択肢を選ぶ選手も多いと思います。今日の予選での選手たちのチョイスから考えると、フロント用にはおそらく全員が硬めコンパウンドを選び、そのうちのかなりの数が新構造のハードコンパウンドにするのではないでしょうか。今回のレースウィークでも選手たちからのフィードバックは良好で、タイヤに苛酷(かこく)なこのカタルーニャサーキットで2012年仕様のタイヤが非常に良く作動していることをうれしく思っています」

今回の供給タイヤ:
[スリック]
フロント-ソフト、ミディアム、ハード/リア(左右非対称)-ミディアム、ハード
[ウェット]
レイン-ハード(メイン)、ソフト(予備)

(ブリヂストンのプレスリリースより)

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