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F1カナダGPでも懸念されるハッカーグループによる妨害

インターネット上でのテロリストグループであり、「政治的ハッカー集団」として知られる『Anonymous（アノニマス）』が再びF1を標的としているようだ。

『Anonymous（アノニマス）』は、先月のバーレーンGP（4月22日決勝）の際には、同グランプリ開催に抗議をするという名目でF1やF1を統括するFIA（国際自動車連盟）の公式サイトに攻撃をしかけ、一時アクセス不能の状態に陥れていた。

カナダGPの開催地ジル・ビルヌーブ・サーキットがあるケベック州では、州政府が大学などの学費を増額する見通しであるという。それに抗議する学生たちが昼夜問わずデモを行ない、警官隊と衝突している。

『Anonymous（アノニマス）』は最近カナダのケベック州でデモ行進を規制するために設けられた「Bill 78」と呼ばれる非常事態法に対して抗議を行うモントリオールの学生たちの支援を開始しており、その声明文の中で次のように述べている。

「6月7日（木）を皮切りに、（カナダGPの）決勝が行われる6月10日（日）まで、アノニマスはすべてのF1ウェブサイトをダウンさせ、サーバーやデータベースの内容を破棄する。さらに、われわれがインターネット上で見つけたF1関係の記事などはどんなものであれ、それらを破壊する」

さらに、『Anonymous（アノニマス）』は、インターネットを通じてチケットを購入しようとする観客には、クレジットカード情報が盗み出されるリスクが生じるだろうとも述べている。

カナダGPの主催者は、この件に関してコメントを行っていない。