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フェルナンド・アロンソ「雨が降らないかと期待していた」

2012年05月28日(月)6:05 am

フェラーリのフェルナンド・アロンソは、モンテカルロ市街地コースで開催されたモナコGP決勝を5番手からスタートし、3位になった。

フェルナンド・アロンソ
「今週の状況にはとても満足しているよ。タイトル争いのトップに立ってモナコを去ることができるからね。今月の初めにムジェロで行ったテストの後で、このことに賭けないかと言われたらすぐにサインしていただろうね。もしメルボルン(開幕戦のオーストラリアGP)のあとでそう言われていても、絶対にそうなるとは思わなかっただろうけど」

「オーストラリアでは12番手からのスタートだった。そして最近の2レースでは表彰台に上れたし、ランキングでもトップに立った。今回の結果は、F2012(フェラーリの2012年型車)の開発をさらに進めてゆく上での大きなやる気につながるよ」

「スタートが重要だということは分かっていた。とてもうまく発進できて、ほとんどグロジャン(ロメ・グロジャン/ロータス)とハミルトン(ルイス・ハミルトン/マクラーレン)に並びかけていたし、グロジャンとはちょっと接触してしまって、しばらくの間はクルマがダメージを負っていないか心配していたよ」

「このサーキットでは追い抜きがほとんど不可能で、誰かの後ろにずっとくっついて走っていると、エンジンやタイヤの温度が上がりすぎる問題も発生してしまうんだ。だから、前のクルマに対して常にアタックを仕掛けることはできず、状況をうまく見定めながら、ピットストップのタイミングとかでチャンスを見極めて、そのときに全力で仕掛けるようにするんだ」

「それが今日僕がやったことさ。もう少し長くコースにとどまっていたら、ロズベルグ(ニコ・ロズベルグ/メルセデスAMG)やウェバー(マーク・ウェバー/レッドブル)を追い抜くことができていたかって? もしかしたらね。でも、あの時点では(ピットインするのが)正しい選択だったよ」

「ほかのクルマに前をふさがれてさえいなければ、とても速く走れていた。レースの最後のほうでは、スーパーソフト(ソフト側タイヤ)を履いたベッテル(セバスチャン・ベッテル/レッドブル)のことがちょっと気になっていたけれど、余裕をもって自分の順位を守ることができたよ」

「それから、雨が降らないかと期待していた。そうなれば優勝のチャンスだってあったはずだと思う。でも、レースが残りあと5周か6周になったときには、もうこれで今日のレースは終わったと思ったよ。コーナーへ差し掛かるたびに、何か驚くようなことが待っていないかと期待はしていたけれどね」

「(前戦のスペインGPが行われた)バルセロナは高速コーナーがたくさんあるサーキットだったけど、そこでもうまくやれたし、ここ(モナコ)はほかにどこにもないようなサーキットだった。カナダではどういうことになるか楽しみだね。でも、もちろんカナダでも最近の2レースで見せたような進歩をまた示すことができることを期待しているよ」

「最後に、僕のこの表彰台という結果を、先週エミリア地方で発生した地震によって犠牲になった方々と、そのご家族にささげたいと思う」

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