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ルイス・ハミルトン、予選結果から除外になった理由は?

2012年05月13日(日)11:40 am

ルイス・ハミルトン(マクラーレン)がスペインGPの予選結果から除外という処分を受けたことについて、統括団体FIA(国際自動車連盟)が除外の理由を発表した。

現在のF1では、予選後に自力でピットへ戻り、燃料タンクの中には検査のサンプルとして1リットルの燃料を残しておくことが規定されている。しかし、予選を終えたハミルトン車の燃料が残り少なかったため、マクラーレンはクルマを止めるようハミルトンに指示。各メディアの報道によると、この時点でタンク内には1.3リットルの燃料があったものの、1リットルを残した状態でピットへ戻ることは不可能だったという。

ルールでは、審判役のスチュワードが「不可抗力」と認めた場合、この規定は除外となる。そのため、マクラーレン側は不可抗力でクルマを止めたと主張したが、スチュワードはこれを認めなかった。FIAのプレスリリースには、次のように書かれている。

「スチュワードは、サム・マイケル氏(マクラーレン/スポーティングディレクター)から意見を聞いたが、不可抗力によってサーキット上にクルマを止めたという主張だった。チームメンバーが給油した燃料の量が不十分だったため、サンプル提出に必要な量を残すため、サーキット上に止まらざるを得なかったという主張だ」

だが、スチュワードは「給油量の調整は、完全に競技者の管理下にあるもの」だとして、今回の件が不可抗力であるとの主張を退けた。そのため、ハミルトンは予選結果から除外という処分を受け、最後尾グリッドからスタートすることになった。

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