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マクラーレンもF1役員会に参加か

2012年04月24日(火)6:25 am

先月に報じられた情報では、新しいコンコルド協定でフェラーリとレッドブルのみがF1の統括会社の役員選出権を含む特別待遇をオファーされたとのことだった。しかし、マクラーレンにも役員会へ参加する権利が与えられるようだ。

これは、F1のビジネス記事を多く扱う記者クリスチャン・シルトとキャロライン・リードが「thisismoney.co.uk」と『Daily Mail(デイリー・メール)』に掲載したものだ。

コンコルド協定とは、各F1チーム、F1統括団体のFIA(国際自動車連盟)、F1の運営会社などによって結ばれている協定。F1の運営方法や利益分配などについて規定されており、現協定は今年いっぱいで期限が切れるが、新協定の締結に向けて各関係者の協議が続いている。

今回の記事によると、この動きは、F1の最高責任者バーニー・エクレストンが進める、シンガポール株式市場でのF1株式上場に対する「反対意見を弱める」狙いもあるという。複数の情報源が、この「上場プラン」は役員会で承認されなくてはならないとしている。

エクレストンは先週、ロンドン市場ではなくシンガポール市場で上場するのは、自身の案だったとドイツ紙「Auto Motor und Sport(アウト・モートア・ウント・シュポルト)」に話していた。

「F1はシンガポールでもよく知られている、そしてアジアには勢いがある。また、(ロンドンより)規制が少ない、シンプルな市場だからだ」とエクレストンはその理由ついて語った。

エクレストンは昨年、自分がトップである限り上場はするつもりはない、「なぜなら株主を相手にするのは御免だからだ」と発言していたばかりだ。

しかし今は前向きに、「まあ、どうなるか待ってみようじゃないか」とエクレストンは話し、こう続けていた。

「株主というものは、利益さえでていれば満足だ。だからF1がいつも利益を約束できれば、放っておいてくれるということだ」

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