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フェリペ・マッサはフェルナンド・アロンソから学ぶべきとフェラーリ

2012年04月23日(月)21:40 pm

フェリペ・マッサ(フェラーリ)のF1での将来は、いよいよ危うくなってきているとフェラーリのチーム代表ステファノ・ドメニカリが認めた。

マッサはこの数シーズン、思うような成績を残せておらず、フェラーリとの現契約が今季限りのため、成績次第では放出されるとみられていた。今季のフェラーリはクルマの戦闘力が高くないものの、チームメートのフェルナンド・アロンソが第2戦マレーシアGPで優勝するなど、期待以上の活躍を見せる一方、マッサは不振から抜け出せずにいた。

これに対し、マッサと同じくブラジル出身で昨年までウィリアムズに在籍し、今季はアメリカの最高峰カテゴリー、インディアカーへ転向したルーベンス・バリチェロは、「リラックスしろ」とマッサにアドバイス。バリチェロは、レースを楽しむことを忘れているのではないかとマッサに語りかけていた。

ドメニカリも最近、『El Mundo(ムンド)』のインタビューで、「F1での将来」のためにも「進歩する必要がある」とマッサに忠告。マッサがフェラーリのシートを失うだけではなく、来季以降のF1残留も危うくなると示唆した。

「フェリペは強力なチームメートが相手だということを受け入れる必要がある。さもなければ、その事実が彼を傷つけるだろう」

「彼は有利になる展開を考えるよりも、自分に課せられている明確な仕事を考えてみるべきだ。フェルナンドに挑戦するのではなく、フェルナンドから学ぶのだ」

「それ(挑戦するよう)では、アロンソやシューマッハ(ミハエル・シューマッハ/現メルセデスAMG)といった、心から勝利に飢えているチームメートに打ちのめされてしまう」

現在のフェラーリでは、アロンソが優遇されているとも言われる。これについてドメニカリは、「王者に対する道徳的義務」がフェラーリ内に存在するとして、アロンソ優遇を暗に認めた。さらにドメニカリは、この「道徳的義務」が、アロンソのチームメート選びにも影響する可能性を示唆している。

「彼(アロンソ)はチームにおいて中心的な役割を担っている。だから彼は重要な要件にもかかわっているんだ」

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