F1バーレーンGP開催まで約2週間となったが、今年のレースも中止にするよう求める声が高まっている。
昨年、バーレーンではF1開幕前のテストと開幕戦が予定されていた。しかし、暴動によって治安が悪化したため、テストもレースも中止となった。そして今年は、22日(日)にバーレーンGPの決勝が予定されている。
しかし、現在もバーレーン国内では暴動が続いていると報じられ、先日は抗議活動の様子を撮影していた青年が死亡したとも伝えられた。
これを受け、今年もレースを中止すべきだとの声が強まっている。また、『O Estado de S.Paulo(オ・エスタド・ジ・サンパウロ)』紙の記者は、F1がバーレーンに行くのは「ほとんど無謀な」行動だと批判した。
「セパン(前戦マレーシアGP)でも、多くのチームスタッフが心配していた。チーム側は、加入している保険会社からも、交戦中のバーレーンへの渡航について懸念が示されていると伝えられたようだ」
「個人的には、われわれに危害が加えられるとは思っていないが、反対勢力はグランプリを開かせないためなら何でもするだろう」
「ペルシャ湾に浮かぶ小国で、アラブの春がまさに進行中だ」
さらに『Times(タイムズ)』紙の記者はツイッターで、「F1はバーレーンにチャンスを与えるべきだと思っていたけれど、安全が確保できるとは思えない」とつぶやいている。