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フェラーリ不調の原因とは?

2012年03月17日(土)0:41 am

フェラーリは2012年型車を野心的なデザインにし過ぎてしまい、つまずいてしまっている。

こうように現時点のフェラーリを評しているのは、ドイツのテレビ局『Sky(スカイ)』と『Die Welt(ディー・ヴェルト)』紙に専門家としてコメントを投稿している元F1ドライバーのスイス人、マルク・スレールだ。

スレールは、フェラーリが昨年の中盤に2011年型車の開発をあきらめ、設計思想的にも技術的にも革新的な今年の新車F2012を造り上げることに重点を移行させたと指摘。しかし、その期待の新車は信頼性と競争力の両方が不足していることをシーズン前の合同テストで露呈した。

F1関係者の中には、今週末の開幕戦オーストラリアGPでフェラーリが、レッドブルとマクラーレンだけではなく、メルセデスAMGやロータス、さらにはザウバー、フォース・インディア、トロ・ロッソの後塵(こうじん)を拝す可能性があると考えている者もいる。

「フェラーリはアグレッシブなクルマを造り上げたかったんだろうけど、あまりにも大きく変更し過ぎた。今になってそれがうまくいっていないことを悟った。そして開発のやり直しを迫られている。彼らにとっては一大事だ。開幕戦を4位でゴールすることができたら幸運だろうね」とスレールはフェラーリの現状を分析している。

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