セバスチャン・ベッテル(レッドブル)は、2012年のマシンを「アビー」と名付けた。
昨年にF1の史上最年少連覇記録を更新したベッテルは今年、2000年から2004年にかけて5連覇したミハエル・シューマッハ(現メルセデスAMG)や、1954年から1957年にかけて4連覇したファン・マヌエル・ファンジオの記録に次ぐ、3年連続のF1王座獲得に挑む。
非常に迷信深いことで知られるベッテルは毎年、自分のマシンに女性の名前をつけてきた。2010年は「Luscious Liz(官能的なリズ)」、そして去年の車RB7には「Kinky Kylie(変態カイリー)」といった感じだ。
その信心深さは折り紙つきであり、2011年などは、命名の日を初戦のオーストラリアGPが開催される週の水曜日まで待ったほどである。
アビーというの由来について、大ファンであるビートルズのアルバム「アビーロード」に由来するものなのか、それともイギリスGPの舞台シルバーストン・サーキットのコーナー名に由来するものなのか質問されたベッテルは、『Bild(ビルト)』へこう答えている。
「どちらでもないよ。単にクールな名前だからさ」