F1界の上級役員を務めていたデビッド・キャンベルが辞職し、F1から去ったようだ。
ロンドンの多目的アリーナであるO2(オー・ツー)アリーナのリニューアルで手腕を発揮したキャンベルは、退職を迎えていたパディー・マクナリーの後継者として、2010年の年末にF1の最高権威者であるバーニー・エクレストンに抜てきされた。
そのため、キャンベルが現在81歳のエクレストンの後継者になるのではないかとウワサされていた。
しかし『Independent(インデペンデント)』紙の報道によると、F1のオーナー企業であるCVCもキャンベルの“離脱”を認めている。
「思ったようにうまくいかなかった。われわれがデビッドを雇った根本的な理由とはそぐわない方法で、バーニーはビジネスを展開しようとしていたんだ」と関係者は今回の人事異動の内幕を明かしている。
ちなみにマクナリーは『Allsport(オールスポート)』社と『Paddock Club(パドック・クラブ)』社という、レース関係の広告会社を率いていた。