ミハエル・シューマッハ(メルセデスAMG)の「最後の敵は時間」である。イタリアの『La Gazzetta dello Sport(ガゼッタ・デロ・スポルト)』紙が伝えている。
『La Gazzetta dello Sport(ガゼッタ・デロ・スポルト)』紙がそう報じたのは、F1史上最多7冠王者のシューマッハが43歳になった1月2日(火)のことだ。
復帰以降はかつての輝きが見られず、加齢による衰えを指摘されることも多いシューマッハだが、自身は「僕はまだ勝てる」と強気の発言をしている。2010年にF1へ戻ってきたシューマッハだが、復帰後はこれまで一度も表彰台に上ることができていない。
シューマッハとメルセデスAMGが結んでいる契約は2012年末で期限が切れるが、「メルセデスと僕は成功を収めると確信している。あと一歩進むことができれば、僕たちはトップに立てる」とシューマッハは勝利への意欲を見せた。
43歳のシューマッハが今季に優勝を飾れば、歴代6番目に高い年齢でのグランプリ優勝となる。
F1のグランプリ優勝は、1951年のフランスGPでルイジ・ファジオーリが優勝した際に樹立した53歳が史上最高齢記録となっている。
1992年のワールドチャンピオンであるナイジェル・マンセルは、41歳でオーストラリアGPに勝利し、1954年にジュゼッペ・ファニーナは当時47歳で史上最高齢のポールポジション獲得を果たした。
史上最高齢のF1チャンピオンは1957年にチャンピオンになったファン・マヌエル・ファンジオで、当時ファンジオは46歳だった。