ファンやメディアは、旧アルファタウリを“レーシング・ブルズ”、あるいは単に“RB”と呼んでも構わない、とビザ・キャッシュアップRB F1チームのピーター・バイエルCEOは語った。
●【2024F1第1戦バーレーンGP】決勝レースタイム、タイム差、周回数
“RB”の野望は高く、それゆえにビザやキャッシュアップと儲かる公式ネーミングライツを結んでいる。
バイエルが“一語”であると主張しているこの長い新名称だが、純粋なF1ファンや関係者たちの間で物議を醸している。『Ekstra Bladet(エクストラ・ブラーデ)』紙によると、このネーミング論争について聞かれたバイエルは、「今、僕らが一番好きな話題だよ」と笑った。
「我々はこの贅沢な問題に直面したんだ。ビザ、キャッシュアップ、レッドブルが我々をサポートし、より高いレベルに到達する手助けをしてくれる。それがこの名前の理由だよ」
多くのF1コメンテーターやジャーナリストは、バーレーンでブランド名が変更されたチームを何と呼んでいいのか本当に分からず混乱していた。ある者は『アルファタウリ』に固執し、ある者は『トロロッソ』を想起し、またある者は『RB』または『レーシング・ブルズ』という新しい呼称を口にした。
「歴史を振り返ってみると、レーシング・ブルズはレッドブルの哲学の一部であり、ディートリッヒ・マテシッツが飛行機を所有していたフライング・ブルズの哲学でもある」
「それは当然のことだったし、レーシング・ブルズは、イタリアにおける我々の会社名でもある。しかし、ビザ・キャッシュアップRB F1チームを想像すると、各記事にそれを書くのはかなり疲れるだろう」
「だからレーシング・ブルズをRBと略したんだ」とチームCEOは明かした。
「しかし、現実的に考えて、メディアが一貫してビザ・キャッシュアップRBを使うことを期待していないよ」。
『Visa Cash App Racing Bulls Formula One Team(ビザ・キャッシュアップ・レーシング・ブルズ・フォーミュラ・ワン・チーム)』というおそらく史上最長クラスの正式名称が誕生していた可能性もあったようだ。
来年はいっそのこと、『Visa Cash App “ORLEN” “HUGO” Racing Bulls “Honda” Formula One Team』と正式名称を改名し、チーム名史上最長記録を打ち立ててもう一度話題をさらってもらいたい。