アルピーヌF1代表のブルーノ・ファミンは、アルピーヌが2024年末にドライバーのどちらか、あるいは両方を失った場合、ミック・シューマッハが当然の選択となるとの見方を否定している。
ルノーエンジンを搭載するアルピーヌは、プレシーズンテストでおそらく最悪のパフォーマンスを見せ、大きな疑問を投げかけている。ピエール・ガスリーとエステバン・オコンは今シーズンで契約を満了するが、2人のドライバーを確保することはできるのだろうか?
「ドライバー問題に関してはプレッシャーはない。我々は今いる2人のドライバーに満足しているよ」とファミン代表はドイツの『Auto Motor und Sport(アウト・モートア・ウント・シュポルト)』に語った。
■移籍市場を見守るアルピーヌ代表
メルセデスのF1リザーブドライバーを務めながら、今年はアルピーヌから世界耐久選手権に参戦しているシューマッハについては、特に否定はしていない。
「我々には多くの選択肢がある。ミックはすでにアルピーヌのドライバーだ。しかし、今のところエステバンとピエールに満足している」。
シリーシーズン(移籍市場)がいつ本格的に再開されるのか正確には誰にもわからないが、ハミルトンとフェラーリによる数週間前の激しい動きの後は何も起こらなかった。
「次の段階が本当に荒れ狂うのであれば、我々は対応しなければならない。あらゆる可能性に備えておく」。
■シューマッハとF1テストの契約はない
シューマッハとは異なり、アルピーヌのF1リザーブドライバーであるジャック・ドゥーハンは、2024年に大規模なテストプログラムを受ける予定ということを考えると、有力な候補者の1人であるようだ。
しかしシューマッハが今年、アルピーヌのF1マシンに乗るかどうかという質問に対し、ファミンは「そのような計画はない」と答えた。
「すでにジャック・ドゥーハンというリザーブドライバーがいる。ミックはメルセデスのF1リザーブドライバーだ。ミックとの契約は“長距離”ドライブ専用だ」。