現役最年長42歳のフェルナンド・アロンソ(アストンマーティン)は、たった3日間のプレシーズンテストで1チームにつき1台のマシンしか使用できないのは「バカげている」と主張していたが、さらに2人のF1ドライバーがその意見を支持した。
■アロンソ「テニスのグランドスラムで練習が1日だけのようなものだ」
「僕らは、1チームあたり年間2億ドル(約300億円)の予算が投入される、最も過酷なスポーツについて話しているんだ」
「テニスでラケットとボールを交換し、選手達にグランドスラムの前に1日だけ練習させるようなものだ」とアロンソは付け加えた。
■アルボン「公平じゃない」
アロンソのコメントについて質問されたウィリアムズのアレックス・アルボンは、F1がテストを厳しく取り締まったのは、小規模チームにとって「全体を少しでも公平にするため」であることは明らかだと答えた。
「その一方で、僕らにはテストカーがまったくないんだ」
F1レギュレーションでは、2年落ちのマシンで公式スケジュール外の走行が認められていることに言及した。
「他のチームが冬の間に少し走行している一方で、僕は昨日アブダビ以来初めてF1マシンに乗ったんだ。フェアじゃないよね」
■ラッセル「1日半が最低ラインだ」
3日間のスケジュールで1台を2人でシェアするということは、ドライバーたちが開幕戦の前に2024年仕様のマシンで走れるのは最大でも1日半ということを意味する。
メルセデスのジョージ・ラッセルは、「テストが完全にスムーズに進んだと仮定すれば、ドライバー1人につき1日半が絶対的な最低ラインだ」と語った。