フィンランド人ジャーナリストのイスモ・ウシトゥパによると、2024年がバルテリ・ボッタス(Kiickザウバー)にとってF1最後のシーズンになるかもしれないという。
メルセデス時代の元チームメイトであるルイス・ハミルトンが2025年にフェラーリに移籍するというニュースが流れたとき、ボッタスは携帯電話を前にしてテーブルに座っている自分の写真を自虐的にXに投稿した。また、最近メルセデスの本社であるブラックリーを訪れたこともSNSでほのめかしている。
■サインツがザウバーに移籍すると・・・
34歳のボッタスは現在、前アルファロメオで今年からステイクF1チームと呼ばれるに所属してレースを戦っている。しかし、『Ilta Sanomat(イルタ・サノマット)』紙に寄稿したウシトゥパは、ボッタスが2025年にシートを失う可能性もあると見ている。というのも、2024年末でフェラーリを離れることになるカルロス・サインツが、2026年からザウバーを引き継ぐVW(フォルクスワーゲン)傘下のアウディへの移籍と密接に関係しているからだ。
「ボッタスがザウバーにとどまる可能性は限りなく低くなりつつある」とウシトゥパは書いている。
「理論的には、(ザウバー・アウディでの)もう1つのポジションが利用できるかもしれない。しかし、もしザウバーが他のいくつかの下位チームと同じシステムを続けるのであれば、ボッタスは取り残されることになるだろう」とウシトゥパは説明する。
「ザウバーは今、ボッタスが雇われドライバーで、ジョウ・グァンユが中国マネーでそこにいるという状況にある。もしサインツが雇われてドライバーになった場合、もう1人はどんなドライバーになるのかが問題だ」
そのため、ボッタスは2025年に向けて新しいチームを探す必要があるかもしれないが、ウシトゥパはこう主張する。
「それは可能だが、難しいかもしれない。いずれにせよ、ボッタスにとって重要なシーズンが待っている」。