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世界中のF1メディアが旧アルファタウリの「ひどい」新チーム名を嘲笑 マルコ博士も「ちょっとした早口言葉」

2024年01月25日(木)18:06 pm

レッドブル所有の旧アルファタウリ・チームの新しい正式名称が1月24日水曜日に決定し、ファンやジャーナリストは様々な反応を示している。

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事前の噂では、スポンサーの『Visa(ビザ)』と『Cash App(キャッシュ・アップ)』が加わり、『Racing Bulls(レーシング・ブルズ)』という名称が組み合わされ、おそらく『RB』に短縮されるのではないかと噂されていた。

『racingbulls.com』は2023年7月22日に登録されており、レッドブルの2番目のF1チームで、かつてはトロ・ロッソ、前アルファタウリだった公式サイトになると見られていたものの、水曜日の発表では『レーシングブルズ』についての言及はなかった。

「Visa Cash App RBは未来へ向けて走り出します」とプレスリリースでは宣言した。ドイツの主要紙『ビルト』の特派員、ミシェル・ミレフスキはこうコメントしている。「申し訳ありません、もう一度おっしゃっていただけますか?!」

フィンランドの放送局『MTV』のイラリ・サボネン記者は、この新名称が「ひどい」ものであることに同意し、ドイツの『DPA通信』も「ちょっと変わっている」と評した。

『El Mundo Deportivo(エル・ムンド・デポルティーボ)』は『Visa Cash App RB』を「ショッキングな名前」と評し、同じスペインのスポーツ紙『Marca(マルカ)』は「F1史上最も醜い名前」だと考えている。

レッドブル傘下のチームが本拠地を置くイタリアの新聞『Corriere della Sera(コリエレ・デラ・セラ)』のF1特派員ダニエレ・スパリッシは、「さようなら、アルファタウリ」と語り、「ファエンツァ(チーム本拠地)の新しいチーム名はクレジットカードだ」と彼は言い切った。

『Sky Deutschland(スカイ・ドイツ)』の見出しはこうだ。「F1チームに奇妙な新名称を獲得」。

オランダ人の元F1ドライバーであるギド・ヴァン・デル・ガルデもソーシャルメディア上でこの言葉を支持している。

「我々は、当然のことながら、F1が商業化されることに慣れてきている。だから、商業的なチャンスがあれば、私は全力で参加する」

「でも、これはイタリアを拠点とするチームが名乗るべきではない名前のように聞こえる。おそらく彼らは私が間違っていると証明するだろうが、Visa Cash App RBと呼ばれる素晴らしいチームについて今後私たちが話すことはないと思います」

『Auto Motor und Sport(アウト・モートア・ウント・シュポルト)』誌に寄稿したトビアス・グルーナーによると、レッドブルはF1オーナーのリバティ・メディアに新名称を認めるよう説得するのにかなりの時間を要したという。

「この慣れない名前がテレビのコメンテーターやメディアの間で浸透するかどうか、興味深いところだ」。

■ヘルムート・マルコ博士「ちょっとした早口言葉」

同誌はレッドブルのトップ・コンサルタントであるヘルムート・マルコ博士に電話でコメントを求めたところ、80歳の彼はこの名前が「ちょっとした早口言葉」であることを認めている。

一方、SNSの噂によると、ファエンツァに本拠を置くチームの内部関係者は、すでに『Visa Cash App RB(ビザ・キャッシュアップ・アールビー)』のことを頭文字をとって『V-CARB(ブイ・カーブ)』と呼んでいるという。

F1公式サイトではすでに角田裕毅の所属チーム表記名は「RB」となっており、「Yuki Tsunoda - RB」がスタンダードになりそうだ。日本語では「角田裕毅(RB)」になることが予想される。

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