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アルファタウリF1エンジニアがF1初テストの岩佐歩夢を評価「非常に堅実な仕事で一つも間違えなかった。彼のフィードバックは明確かつ簡潔だ」

2023年11月29日(水)12:26 pm

F1最終戦アブダビGP終了後の28日火曜日、同地でシーズン後テストが行われ、レッドブルとホンダの育成ドライバーである岩佐歩夢が、アルファタウリF1で初めてのF1テストを行った。

●【画像:タイム表】岩佐歩夢、F1初テストで角田裕毅と0.183秒差「本当にファンタスティックで素晴らしかったです!」

岩佐はこの日の終盤、ピット入口でマシンから火が出て、マシンを止めなければならず、マーシャルが消化。このため早めにセッションを終えているが、この日のベストタイムは1:25.753(C5ソフトタイヤ)だった。参考までに同日テストをしていた角田裕毅は0.183秒速い1:25.570(C5ソフトタイヤ)、ダニエル・リカルドは1:26.965(C3ミディアムタイヤ)だった。F1初体験の岩佐は良い仕事をしたと言えそうだ。

この走りを見守ったアルファタウリF1のジョナサン・エドルズ(チーフ・レース・エンジニア)は次のように語った。

■ジョナサン・エドルズ(チーフ・レース・エンジニア)

「アユムをチームに迎え入れ、2023年の最終日にAT04をドライブする機会を与えられたことをうれしく思う」

「彼はこの日、ウィンドウトンネルデータと比較するためのクルマの特性を把握するエアロマッピング作業から始めた。これは、レースウィークエンドの金曜日の練習走行では時間がかかるため、なかなかできない作業だ」

「ベースラインのマシンで何度か走ったあと、彼がすぐに慣れてきたことは明らかだったので、一連のセットアップテストとタイヤ作業を完了することができた。これらは、レースドライバーたちと検討してきた最近のセットアップの方向性について、いくつかの確信を得ることができた」

「また、来年に向けたテスト項目のデータベースを構築することができた。アユムはチームのために非常に堅実な仕事をしてくれたし、一つも間違えなかった。彼のフィードバックは明確かつ簡潔で、完了したテスト項目に沿ったものだった」

「彼はソフト・コンパウンドを2回走らせ、1回目はいいパフォーマンスを引き出すことができたが、2回目のスティントはまだ調査中のマシンの問題が発生したために完走できなかった。問題はあったにせよ、全体的には生産的な1日だった」

「我々が予定していたテスト項目はすべて完了したし、アユムも全体的に進歩しているのがわかった。非常に長いシーズンを終えたチームは、これからヨーロッパに戻って十分な休養をとり、2024年に再び強くなるためにリセットする」。

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