F1第22戦ラスベガスGP(ラスベガス・ストリップ・サーキット)の決勝レースが行われ、レッドブルF1のクリスチャン・ホーナー代表が次のように振り返った。
●【2023F1第22戦ラスベガスGP】開催スケジュール・全セッションの結果
2番手からスタートしたフェルスタッペンは、ターン1でシャルル・ルクレール(フェラーリ)のイン側に飛び込んだものの、冷えたタイヤでマシンを止めることができず、結果的にルクレールをコース外に押し出す形になり5秒ペナルティを科せられた。
さらに、オーバーテイクしようとしたジョージ・ラッセル(メルセデス)が「見ていなかった」ことで接触、右フロントウイングの翼端版が飛んだものの、フロントノーズは交換せず十分な速さで走りきった。
ペレスは11番手からスタートし、1周目のターン1でマルチクラッシュに巻き込まれたものの、クルマの速さやセーフティカーのタイミングもあり、終盤は2位争いを展開した。
レースは惜しくも3位となったが、チャンピオンシップ2位を決定し、レッドブルF1としてはドライバーズ選手権でも初の1-2を成し遂げた。
■クリスチャン・ホーナー代表(レッドブルF1)
スターティンググリッド:2番手、11番手
決勝レース:1位、3位
「素晴らしいレースだった。ここのスピードは異常だよ。長くて速いストレート、たくさんのスリップストリーム、大きなブレーキングゾーンなど、ラスベガスは興奮に事欠かなかった」
「マックスはああいうレースが大好きなんだ。ペナルティを受けていたにもかかわらず、あの復帰の仕方、戦い方は素晴らしかった。彼はベガスに対する考えを変えたのかもしれない」
「今日のチェコも素晴らしかった。ノーズ交換をして最後尾から追い上げ、最終的にはレースをリードするまで浮上した。彼が2位を逃したのはとても不運だったが、チャンピオンシップで2位を獲得するには十分であり、我々は彼とチームのために非常に満足している」
「二人とも素晴らしいドライブで、我々が過ごした一年を総括するものだった。マックスは18勝目、我々にとっては20勝目、そしてドライバーズ・チャンピオンシップでは初の1位と2位となった。本当に素晴らしい一年だった。あと1レース、我々はまだアクセルを緩めるつもりはないよ」。