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ミック・シューマッハがフォーミュラE参戦の可能性を否定 その理由は?

2023年11月08日(水)18:43 pm

ミック・シューマッハが、フル電動フォーミュラカーによる世界選手権であるフォーミュラEは「自分に合うカテゴリーではない」と語った。

■2024年にミック・シューマッハが目指すのは?

7度F1ドライバーズタイトルを獲得した伝説的ドライバーであるミハエル・シューマッハを父に持つ24歳のミックだが、2022年シーズン限りでハースのシートを失い、今年はメルセデスのリザーブドライバーとしてシーズンを送ってきた。

だが、2024年もF1シートを確保する可能性がなくなったミックに関しては、来年はアルピーヌのワークスチームでル・マン・シリーズとも呼ばれるWEC(世界耐久選手権)に参戦する可能性が高いと言われている。

■エンジンや音のないフォーミュラEは検討対象外

一時はフォーミュラE参戦の噂もあったミックだが、その可能性について質問されたミックは『TuttoMotori(トゥットモトーリ)』に次のように答えた。

「正直に言って、ノーだね」

「僕は内燃エンジンと燃料の匂いが好きなんだ。残念ながら、フォーミュラEは今の僕に合うカテゴリーではないよ」

「今のところ、僕はエンジンの匂いがし、音や光を放つカテゴリーにすごく興味があるんだ」

「始動させれば音を放つV10やV8のような古いクルマが僕は大好きなんだ。それが、僕が本当に興味を持っているものだよ」

■ミックの進路決定に大きな意味を持つのは伝統的レースへのノスタルジー?

ミックがV10エンジンやV8エンジンに憧れるのは、まさに父親のミハエルがそれらのエンジンを搭載したF1マシンで戦っていたためだろう。

そして、この伝統的なレースへのノスタルジーが、彼のキャリアを決定する原動力となっているようだ。

ミックがアルピーヌのハイパーカーでWECに挑戦することを考えているのは、それが、彼にとって伝統的レースとの調和を保つための方向だからだろう。

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