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フェラーリの問題は「ドライバーではなくF1マシンだ」と元会長のルカ・ディ・モンテゼーモロ

2023年10月16日(月)17:33 pm

元フェラーリ会長のルカ・ディ・モンテゼーモロが、現在のフェラーリF1チームにとって問題なのは、F1マシンであり、ドライバーではないと主張した。

■今のF1には好きなところがたくさんある

イタリア北部の街トレントで開催された『Il Festival dello Sport(イル・フェスティバル・デロ・スポルト)』に出席した現在76歳のモンテゼーモロは、現代のF1には好きなところがたくさんあると次のように語った。

「現在のF1は素晴らしいよ。最近ピアストリ(マクラーレン)が示したように、速くて才能のある新たな世代のドライバーたちがいるからだ。今のところ、この世代にイタリア人ドライバーはいないとしてもね」

「ついにアメリカでもF1への関心と注目が高まってきたのもいいことだ」

「私は非常にハイレベルなドライバーであるフェルスタッペン(レッドブル)が好きだ。今年のモナコで彼の予選最終ラップを見たとき、私はこう思ったよ。これまでの人生でこのようなことを見たことは一度もなかったとね」

■今のフェラーリの状況は好ましくない

しかし、2014年10月まで長きにわたって会長としてフェラーリを率いた実績を持つモンテゼーモロは、今のF1には気に入らない部分もあると次のように付け加えている。

「私が好きじゃないのは、現在のレギュレーションだ。非常に複雑だからね。それに、現在のフェラーリの状況も好きではないよ」

■それはドライバーの責任ではない

そう語ったモンテゼーモロだが、フェラーリの現在の状況を生んだ責任はドライバーにはないと考えている。

「今のフェラーリにとって、ドライバーの問題はほとんどないと思っている。問題はマシンだよ」

モナコ出身ドライバーである26歳のシャルル・ルクレールと、スペイン出身の29歳のカルロス・サインツに言及しながらそう語ったモンテゼーモロは、次のように付け加えた。

「それに、私は3位で満足するようなフェラーリは見たくない。それでは負けだと私は思う。私はむしろ、最終戦までタイトル争いができるマシンで本当の勝利を楽しむフェラーリを見たいと思っている。もう何年もそういうことは起きていないがね」

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