ルイス・ハミルトン(メルセデス)は、F1カタールGP決勝レースでチームメイトのジョージ・ラッセルと接触してマシンを降りた後、ピットレーンに戻るためにコースを横断してしまったことについてスチュワードから叱責を受け、罰金を科された。
●【2023F1第18戦カタールGP】決勝レース・全セッションの結果
ハミルトンはターン1のアウト側から抜こうとしたところでジョージ・ラッセル(メルセデス)と接触。ラッセルは左側のハミルトンとイン側のマックス・フェルスタッペン(レッドブル)にサンドイッチされて(挟まれて)しまった。
その後、マシンを降りたハミルトンがピットに戻ろうとコース上を歩く姿がテレビカメラに映し出され、それがスチュワードの目に留まり、レース後の調査につながった。
セーフティカー出動中とはいえ、セッション中にコースを歩いて横切る行為は、歩いている者と走行中のマシンにとっても非常に危険なため許されていない。
そしてスチュワードは、ハミルトンとメルセデスのチーム代表から話を聞いた後、ドライビング以外の叱責と5万ユーロ(約785万円)の罰金を科した。
ハミルトンはヒアリング中「非常に申し訳なく思っている」とし、「非常に危険な状況であった可能性があることに気づいた」と反省しているようだ。