F1第14戦オランダGP(ザントフォールト)決勝レースを終えて、ギヨーム・デゾトー(アルファタウリF1車両性能責任者)がレースを振り返った。
●【2023F1第14戦オランダGP】レース結果・全セッションの結果・開催スケジュール
■ギヨーム・デゾトー(アルファタウリF1車両性能責任者)
スタート:17番、19番グリッド
レース:13位、16位
「今日は天候が大きく影響し、絶え間なく続く変化に対処するのは私たち全員にとって大きなチャレンジだった。両ドライバーともソフトコンパウンドでスタートしたが、トラックに最初のにわか雨が降るとすぐにインターミディエイトタイヤに交換した。これは正しい判断で、数台のマシンを抜くことができた」
■角田裕毅の戦略は「正しい決断ではなかった」
「路面が良くなり始めたところでソフトタイヤに戻したが、最初のウェット期間中、ドライタイヤを履いていた先行車両よりも、ユウキ(角田裕毅)はポジションを維持することができた」
「セーフティカーの後、彼は良いポジションにいたので、我々は彼を除外するという賭けに出た。タイヤが古かったこともあり、タイムとポジションを失い始めていたので、これは正しい決断ではなかった。結局、ユウキは次の雨が降るまで何とか持ちこたえたが、路面が濡れすぎて続行不可能だったため赤旗中断となった」
「インターミディエイトタイヤでの最後の周回はウォームアップ不足とグリップ不足により困難だった。ユウキはラッセル(メルセデス)との接触により5秒のペナルティを受けた後、16位でフィニッシュした」
■ローソンは初のドライで良い仕事をした
「リアム(ローソン)に関して言えば、彼は今日とても良い仕事をしてくれて、クルマについて学び、常に進化するコンディションに順応することができた。彼はミスをすることなく、我々のクルマで初めてドライタイヤを履いて走行し、ペースを上げることができた」
「全体的に見て難しい週末だった。このような状況におけるクルマと意思決定プロセスを改善するために、さまざまな決定を見直し、データを分析する」
「今は来週のモンツァでのレースに向けて準備をする時だが、ドライになるといいね!」