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セバスチャン・ベッテルが今後新たな役割でF1に関与する可能性を示唆

2023年07月18日(火)18:56 pm

2022年シーズンを最後にF1ドライバーとしての現役生活にピリオドを打ったセバスチャン・ベッテルだが、今後違う役割でF1に戻ってくる可能性もありそうだ。

■持続可能燃料でデモ走行を行ったベッテル

レッドブルで2010年から2013年にかけて4年連続F1チャンピオンとなった実績を持つベッテルは、先週末に開催された有名なグッドウッド・フェスティバルに、ヒストリックF1マシンの個人コレクションを携えて姿を見せていた。そして、それらのマシンはすべて持続可能燃料(100パーセント合成燃料)で走行が行われた。

今月3日に36歳となったベッテルは、グッドウッドで次のように語った。

「多分、もっと責任ある方法で楽しむことができるはずだよ。多分まだ全員がそのことを完全に理解してはいないだろうけれどね」

■F1最高責任者がベッテルに新ポジションをオファー?

数年前から環境問題に非常に熱心に取り組んでおり、現在は合成燃料製造プロジェクトにも関わっているベッテルは、モータースポーツ界は気候変動に関する議論に積極的に関与することで時代に取り残されないようにする必要があると主張している。

それは、今のうちに何らかの具体的対策を講じていかないと、各国の政府が環境に有害だとしてモータースポーツを禁止する可能性もあるからだという。

もちろん、F1首脳部もこの問題には前向きに取り組む姿勢を見せており、今月初旬にF1オーストリアGPが開催されたレッドブルリンクではF1の持続可能性への取り組みの一環として新たに開発された低炭素エネルギーシステムを用いた電力供給が試験的に実施されていた。

そして、伝えられるところによれば、F1 最高責任者であるステファノ・ドメニカリCEOが、今後ベッテルがF1において“サステナビリティ担当”の役割を担う可能性があることを認めたという。

■遅かれ早かれ新たな挑戦が見つかるだろうとベッテル

そのことについて質問されたベッテルは、次のように答えた。

「それはどうかなぁ。でも、いくつかアイデアはあるよ」

「僕は今年の初めにモナコに行ったんだ。そこでステファノとすごくいい話し合いをしたよ」

ベッテルは、実際のところ、再びモータースポーツに関わらないかという“誘い”を数多く受けていると明かし、次のように続けた。

「だけど、僕は自分の目標を昨年決めていたんだ。自由になりたいという目標をね」

「僕はたくさんのことにノーと言っているよ。なぜなら、ある意味で、何をするべきかがわからない状態の自分自身を知りたいからなんだ」

「僕は子どもたちとも多くの時間を一緒に過ごしている。だけど、僕は子どもたちの人生を生きたいとは思っていないんだ。たとえ彼らのそばにいたいと思っているにせよ、それが僕の主要な仕事にはならないだろうね」

ベッテルはそう語ると、次のように付け加えた。

「遅かれ早かれ、僕は新しい挑戦を見つけるんじゃないかな」

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