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【F1】ベルギーとオランダが2024年から隔年で交互開催との噂を否定

2023年06月09日(金)19:13 pm

F1ベルギーGPとF1オランダGPの関係者が、2024年からこの2つのグランプリが隔年で交互に開催することになると報じられたことをいずれも否定している。

ベルギーの放送局『Sporza(スポルザ)』によると、ベルギーGPのプロモーターであるヴァネッサ・メースは12日(月)にロンドンでF1 最高責任者であるステファノ・ドメニカリCEOと会談し、スパ・フランコルシャンで開催されているレースの将来について話し合う予定だという。

しかし、メースは、そこで話し合われるのは通常の開催契約ではなく、噂されているオランダのザントフォールトとの交互開催契約についてではないかという憶測を否定している。

■単なる憶測に過ぎないとベルギーGPプロモーター

「まだ何も確定していません。これらは単なる憶測に過ぎません」

そう語ったメースは次のように続けた。

「なぜそのようなメッセージがちょうど今広まっているのかについては、私には直感しかありません」

「そしてそれは、特に南アフリカに関するニュースと関係があるのかもしれませんね」

最近の噂によれば、F1は2024年にヨハネスブルグの北部に位置するキャラミで南アフリカGPを開催する計画を進めていたものの、南アフリカとロシアのウラジーミル・プーチン大統領との関係問題からこれを断念せざるを得なかったと考えられている。

■FOMの判断を待つスパ・フランコルシャン

メースは、次のように続けた。

「F1カレンダーについてコミュニケーションをとるのはFOM(フォーミュラ・ワン・マネジメント/F1商業権の管理運営組織)ですし、ほかの誰でもありません」

「私たちはこれまでと同じように複数年契約を結びたいと思っています。ですが、私たちは常に自分たちが得られるものに満足するでしょう」

「昨年、私たちは可能な限り現在の基準と条件に沿ってグランプリを運営することができると証明しましたし、その報酬として、祝福だけではなく、1年間の契約延長を手にしたのです」

「今後、FOMがどう判断するのかを見守っていかなくてはなりません」

■自分たちには2025年までの契約が残されているとオランダGP責任者

一方、オランダGPの運営責任者を務める元F1ドライバーのヤン・ラマースも、最近のスパとの交互開催の噂には驚いたと認めている。

「フランコルシャンの我々の仲間たちと同様に、我々も最近の憶測には驚いたよ」

そう語ったラマースは、特に2024年にはザントフォールトでのオランダGPがF1カレンダーから抜け落ちるという噂に対して次のように主張し、これを否定している。

「契約では、我々はまだ2023年、2024年、2025年が残されているんだ。ザントフォールトには、まだ多くの楽しみがあるよ」

■もしスパがカレンダーから消えれば残念だとラマース

実際のところ、現時点で2025年までの開催契約があるザントフォールトに比べれば、来年以降の開催契約が結ばれていないスパの方が厳しい立場にあるのは事実だろう。

1979年から1982年にかけてシャドウ、ATS、セオドールなどで活躍し、1992年にはマーチで第15戦日本GPと最終戦オーストラリアGPの2戦を戦ったことがあるラマースも、伝統あるスパ・フランコルシャンがF1カレンダーから消えるとすれば、それは残念なことだと認めている。

「いいかい、フランコルシャンは世界で最も美しいサーキットのひとつなんだ」

「私もそこでは常に大喜びでレースをしていたよ」

そう語った67歳のラマースは、次のように付け加えた。

「しかし、私がそれを決定するわけではない。現時点ではそれは議題に上っていないよ」。

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