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【2023年F1】キャンセルされた中国GPの代替開催候補地は2カ国

2022年12月07日(水)18:36 pm

ポルトガル自動車連盟の会長を務めるフェルナンド・マシャド・ニ・アルモリムが、開催キャンセルが決定した2023年のF1第4戦中国GPの代替レース開催を目指しているのは自分たちだけではないと認めた。

■トルコも名乗りをあげているとポルトガル自動車連盟会長

「興味を持っている国はポルトガルだけではない」

『Lusa(ルザ通信)』にそう語ったニ・アルモリムは、次のように付け加えた。

「トルコも候補にあがっている」

covid-19(新型コロナウイルス感染症)の拡大によって開催がキャンセルされたグランプリに代わってポルトガルのアルガルヴェ・サーキットでは2020年と2021年に代替レースを開催した実績がある。だが、トルコのイスタンブール・パークも、同じく2020年と2021年に代替レースを開催している。

来年には、このうちどちらかのサーキットで中国GPの代替レースが開催される可能性もあるが、4月中旬という開催時期を考えれば、F1としても早急に結論を出す必要があるのは間違いないだろう。

■無理に穴埋めをする必要はないとマクラーレンのボス

こうした中、マクラーレン・レーシングのCEOを務めるザック・ブラウンは、無理に中国GPの代替レースを行わず、2023年は計画されていた24戦ではなく、23戦で行うことの方が現実的な解決策だと考えているようだ。

「ただ穴埋めをするためにグランプリを開催するべきではないよ」

そう主張したブラウンは、次のように付け加えた。

「来年、中国に戻ることができないのは非常に残念だ。我々にとって重要な市場だし、彼らがcovid-19の問題をすべて解決し、2024年には我々が戻っていけることを願っているよ」

■開催実現に向けて全力を尽くすポルトガル

だが、ニ・アルモリムとしてはなんとか2023年にも自国でのF1グランプリ開催にこぎ着けたいと考えている。

ポルトガル政府と代替レースへの資金提供に関する交渉を進めていることを認めたニ・アルモリムは次のように続けた。

「それは資金が工面できるかどうかにかかってくる」

「(開催)料金は高い。だが、その利益は投資に見合うものだ。現時点では要求額はわからない。交渉はまだその段階には至っていないからね」

そう述べたニ・アルモリムは、次のように付け加えている。

「しかし、このプロジェクトが実現できるように、連盟は全力を尽くしていくよ」。

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