F1はこのほど2022年のプレシーズンテストの日程を発表。それによれば、まず2月23日(水)から3日間にかけてスペインのバルセロナで、そして3月10日(木)から3日間にかけてバーレーンでプレシーズンテストが開催されることになっている。
だが、スペインのスポーツ紙『AS』は、「バルセロナテストは公式の地位を失った」と報じている。
『AS』がこう報じた理由は、F1が2022年の2回のプレシーズンテストのうち、バルセロナでの最初のテストは各チームの2022年型F1マシンのシェイクダウンを主な目的とする「控えめ」なセッションとなると発表したことだ。
F1によると、バルセロナ・カタルーニャ・サーキットで行われる最初のプレシーズンテストでは観客を入れないばかりか、ライブ中継はもちろん、ライブタイミングの提供さえ行う計画はないという。
『AS』によれば、2022年の開幕戦バーレーンGPの1週間前にバーレーン・インターナショナル・サーキットで行われる予定となっている2回目のプレシーズンテストには観客も入れられ、ほぼ「通常のレース週末」と同じような形でライブ中継なども行われることになるという。
「メディアが注目する舞台となるのはバーレーンだ」
そう書いた『AS』は次のように付け加えている。
「バルセロナは特権を失ってしまった。それにより、いくつかのチームはそこでは暫定的なカラーリングを使うことを検討している」
スペインの『El Mundo Deportivo(ムンド・デポルティーボ)』紙も次のように報じている。
「まだはっきりしていないのは、彼ら(F1)が報道陣を入れるかどうかだ。もしそうであれば、我々はそこ(バルセロナ)に行くことになるだろう」