F1第8戦シュタイアーマルクGP(レッドブル・リンク)予選Q3が行われ、マックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)が2戦連続、今季3回目、自身通算6回目のポールポジションを獲得した。
●【F1第8戦シュタイアーマルクGP】予選Q1-Q2-Q3のタイム、周回数
ホンダF1が2連続ポールポジションを獲得したのは、1991年のアイルトン・セナ(マクラーレン・ホンダ)以来30年ぶりとなった。
2番手はバルテリ・ボッタス(メルセデス)。ボッタスは、フリー走行2回目でピットレーンでスピンをした行為が危険なドライビングと判断され、3グリッドペナルティと2ペナルティポイントが決定しているため、明日は5番グリッドからスタートする予定だが、ボッタスとしては最大限の順位と言えるだろう。
3番手はルイス・ハミルトン(メルセデス)だったが、フェルスタッペンの驚異的なタイムに大きなプレッシャーを感じていたのか、ミスをしてしまうなど王者らしからぬ予選での戦いだった。
4番手はランド・ノリス(マクラーレン)。チームメートのダニエル・リカルド(マクラーレン)がQ2落ちとなっている中、素晴らしい結果を出した。
5番手はセルジオ・ペレス(レッドブル・ホンダ)。プレッシャーをかけたいハミルトンとの間にノリスを挟んでいるものの、スタートを決めてハミルトンにどれだけプレッシャーをかけられるかで戦略も大きく変わってくる。
6番手はピエール・ガスリー(アルファタウリ・ホンダ)。フリー走行2回目はPU異常により走ることができなかったが、土曜日は順調にタイムを伸ばし、好調ぶりを発揮できた。
7番手はシャルル・ルクレール(フェラーリ)は入った。フェラーリは決勝レースでのペースが課題だ。
8番手は角田裕毅(アルファタウリ・ホンダ)。今回は焦らずしっかりとタイムを残し、これまでのミスから学んでQ3で結果を出した。
9番手はフェルナンド・アロンソ(アルピーヌ)。チームメートのエステバン・オコン(アルピーヌ)がQ1敗退となっている中、元王者の実力を見せつけた。
10番手はランス・ストロール(アストンマーティン)。こちらもしっかりとタイムをまとめられ、最大限の結果を残せたと言える。
他に注目すべきは、11番手ジョージ・ラッセル(ウィリアムズ)。ウィリアムズのマシンであと0.008秒でQ3進出というところまで迫った。さすが、ボッタスの後釜として噂されるだけの実力だ。
13番手ダニエル・リカルド(マクラーレン)はまだマクラーレンのマシンに馴染めないのか、どうもタイムが出ない。開幕して3ヶ月、そろそろマシンを理解して結果を残したいところだ。
ルーキーイヤーで注目の角田裕毅(アルファタウリ・ホンダ)と、F1ラストイヤーのホンダ勢の結果は以下のとおり。
■レッドブル・ホンダ
1番手 マックス・フェルスタッペン
5番手 セルジオ・ペレス
■アルファタウリ・ホンダ
6番手 ピエール・ガスリー
8番手 角田裕毅
●【予選ハイライト動画】フェルスタッペンが2連続ポールポジション!角田8番手でホンダF1は4台が好位置/F1シュタイアーマルクGP予選