F1第5戦モナコGPのフリー走行2回目、角田裕毅(アルファタウリ・ホンダ)がモナコの洗礼を受けた。
●【F1第5戦モナコGP】フリー走行2回目のタイム差、周回数
モナコ初体験の角田裕毅は、フリー走行2回目にミディアムタイヤを履いて出ていったが、わずか11周したところでピットに入ってしまった。直前のプールサイド・シケインの出口でマシンを滑らせてしまい、右リアタイヤをアウト側のガードレールに強く当ててしまったためだ。
モナコGP前には「カギになるのは、FP1とFP2でクラッシュせず、走行時間を最大限確保すること」と述べていたが、やや攻めすぎてしまったようにも見える。
角田はまだソフトタイヤを履いていない唯一のドライバーだが、アルファタウリ・ホンダは「ここはわずかなミスが痛手を負うサーキット。壁に擦ってしまった角田裕毅のセッションはここで終了」と60分間の短いセッションの残り時間では修復が不可能と判断したようだ。このことから、サスペンション周りだけではなくギアボックスやエンジンへのダメージが懸念される。
角田裕毅のフリー走行1回目は9番手で、チームメートのピエール・ガスリー(アルファタウリ・ホンダ)は4番手とアルファタウリ・ホンダは好調な滑り出しだっただけに、わずかなミスでこのセッションを走れなくなってしまったのは非常に大きなハンデだ。
金曜日はモナコGP自体がお休みになるため、ここで頭を切り替えられるかが土曜日のフリー走行3回目と予選のカギとなる。