アルファタウリのチーム代表を務めるフランツ・トストが、チームが今シーズンをいい形でスタートできたのは搭載するホンダF1エンジンによるところが大きいと語った。
オーストリア出身のトストは、ホンダはF1活動最後の年となる2021年に向けて素晴らしいエンジンを作り上げてきたと『Speed Week(スピードウィーク)』に次のように語った。
「シャシーも小さな改良が行われてきたが、主な改善は大幅にパワーアップしたエンジンをもたらしたホンダによるものだ」
「改善のうち70パーセントは日本からのもので、30パーセントがクルマによるものだと言えるだろう」
この結果として、トストは2021年のアルファタウリ・ホンダはコンストラクターズ選手権で5位を狙うことができるだろうし、コンスタントに予選Q3に進出することも可能となるはずだと考えている。
「我々のライバルはマクラーレン、フェラーリ、アルピーヌだと思うし、それにアルファロメオも加えておこう。現時点ではアストンマーティンは加えていないが、このチームはすぐに追いつくことができるのを証明してきている」
一方、トストは、最近大きな話題のひとつとなっている3レースでスプリントレース方式予選を試験実施する計画についてはほぼ決まりだと示唆している。
「構想に関しては何も問題はないはずだよ。チームの承認も保証されているが、上位3人にポイントが与えられるかどうかはまだはっきりしていないんだ」
そう語ったトストは次のように付け加えた。
「だが、シルバーストーン、モンツァ、インテルラゴスでは何か違うものを目にすることになるだろうし、そこからそれが前向きなものかどうかを判断することになる」