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【レッドブル】2022年には角田裕毅の起用も視野に

2020年12月23日(水)18:34 pm

レッドブルのドライバープログラム責任者として知られるヘルムート・マルコが、2022年には角田裕毅をレッドブルに昇格させる可能性もあることを示唆した。

レッドブルはこれまで自分たち独自に若手を育て、レッドブルのドライバーとなれるように成長させるという方針を貫いてきていた。

しかし、2021年F1シーズンに向けてレッドブルはアレクサンダー・アルボンの続投を諦め、外部から経験あるドライバーを起用するという手段に出た。現時点においてはレッドブル所属若手ドライバーの中にトップチームで即戦力となるドライバーが見当たらないためだ。

そして、2021年にアルボンに代わってマックス・フェルスタッペンのチームメートを務めることになるのは今年限りでレーシングポイントのシートを失ったメキシコ人ドライバーのセルジオ・ペレスだ。ペレスは10年のF1経験を持ち、2020年もランキング4位となった実力者だ。

マルコは、今回ペレスと契約する必要があったことについて母国オーストリアの『Servus TV(セアヴスTV)』に次のように語った。

「才能ある人材をF1ドライバーとして切れ目なく供給することが常に可能なわけではないよ」

「しかし、もしほかのチームがその若いドライバーで我々と同じような実績を持っていたとすれば、彼らは非常に満足できているはずだと思うよ」

「我々のところでF1に進めなかったドライバーたちも、今でもレースで金を稼ぐことができている。言い方を変えれば、彼らはまさに自分たちが愛する仕事をしているんだ」

だが、レッドブルはペレスとは2021年の1年契約しか結んでいない。これは2022年にアルボンを復帰させる、もしくはほかの若手ドライバーを昇格させる可能性を残しておくためだと考えられている。

実際のところ、77歳のマルコは2022年には来季アルファタウリ・ホンダでF1デビューを飾る角田裕毅の昇格も視野に入れていることを示唆している。

「若手ドライバーは我々にとって非常に重要だし、我々は再び2022年に選択肢がある」

「我々は角田裕毅というもう1人の日本人を久々にF1に送り込むし、彼はものすごく速い」

そう述べたマルコは次のように付け加えた。

「我々のところにはエストニア人やインド人もいるし、ありとあらゆる国々から来たものすごく優秀なドライバーたちがいるよ」

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