7回F1チャンピオンになったミハエル・シューマッハの弟であり、自身も元F1ドライバーのラルフ・シューマッハが兄の息子であるミックが2021年にF1デビューを飾るチームがハースでよかったと語った。
1997年から2007年にかけてウィリアムズやトヨタなどで活躍したラルフ・シューマッハは、ハースのチーム代表を務めているギュンター・シュタイナーは初めてF1に挑戦する若いドライバーにとっては最高のボスになるはずだと考えている。
「ミックはハースに行くしかなかった。だけど私に言わせればそれは思いがけない幸運だったよ。ギュンター・シュタイナーがいるからね」
「彼やフランツ・トスト(アルファタウリ/チーム代表)などはひたむきだし、若いドライバーにはどう対応すればいいかがよく分かっている。彼らならあらゆる観点からうまく成長させてくれるよ」
少し前には、ハース同様フェラーリからエンジン供給を受けているアルファロメオにミック・シューマッハが加入する可能性もあると考えられていた。
だが、ラルフ・シューマッハは現在アルファロメオのチーム代表を務めているフレデリック・バスールはF1デビューする若いドライバーにとっては理想的なボスだとは考えていないようだ。
「彼には若いドライバーが必要とする気配りができるとは思えないんだ」
そう語った45歳のラルフ・シューマッハは次のように付け加えた。
「それに、フェラーリは今後ハースとの協力関係をさらに強めていくだろうと私は期待している。ミックはギュンター・シュタイナーのいるハースで自分の道を切り開くことができるはずだよ」