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「メルセデスに慢心が芽生え始めているかもしれない」とレッドブルのボス

2020年09月30日(水)18:49 pm

レッドブル・レーシングのクリスチャン・ホーナー(チーム代表)は、絶対王者であるメルセデスの中に“慢心”というリスクが芽生え初めているのかもしれないと考えている。

ホーナーが示唆したのは、先週末にソチで行われたF1ロシアGP決勝前のレコノサンスラップ中にメルセデスのエンジニアがルイス・ハミルトンに対して定められた場所以外のところでスタート練習をしてもよいと伝えてしまったことだ。

F1ドライバーは指定されたゾーン以外でスタート練習を行うことは認められておらず、このとき2回そのゾーン外でスタート練習を行ってしまったハミルトンにはレース中にそれぞれ5秒ずつ合計10秒のタイム加算ペナルティーが科せられてしまった。

当初F1統括団体であるFIA(国際自動車連盟)のF1競技委員はハミルトンにペナルティーポイントも与えていたが、その後の調査によってメルセデスのエンジニアがハミルトンにゴーサインを出していたことが明らかとなったことでペナルティーポイント付与は取り消されている。

ホーナーは、レッドブルは今後もメルセデスに対してプレッシャーをかけ続けていくつもりだと次のように語った。

「我々はメルセデスにさらにプレッシャーをかけることができるクルマをサーキットに持ち込むことができるよう、やれることは全てやっている」

「通常、我々はその分野においてはベストだからね」

メルセデスとハミルトンにミスが出たことは今後に向けてレッドブルにとってのチャンスとなると思うかと尋ねられたホーナーは次のように答えている。

「基本的に、我々は自分たちのパフォーマンスに集中しているよ」

「だが、ライバルたちにいくつかミスが起きていることは注目に値するね。圧倒的な強さを誇っているときには慢心が忍び込むこともあるからね」

「もちろん、我々は(ソチで)ハミルトンのペナルティーによって利益を得た。だが、マックス(フェルスタッペン)も週末を通じてマシンの能力を全て引き出すことができていたよ」

そう語ったホーナーは次のように付け加えた。

「我々にとってはソチでの7年間においてもっともよい結果だった。だから私も満足しているよ」

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